Nursing Study・24
未熟児の看護上における諸問題—過去2カ年の未熟児看護経験より
花田 みどり
1
,
井上 経子
1
,
三井 守
1
,
丸目 澄子
1
,
鈴木 淑子
1
,
岡本 摩耶
1
1日赤中央病院看護部
pp.65-73
発行日 1957年11月15日
Published Date 1957/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910486
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最近,各方面で未熟児に関する種々の問題が取上げられ研究されており,未熟児センターのごとき施設も出来て来た。従来未熟児は多く産科で取扱われて来たが,乳児の正常な発育段階にまで持つて来る上にも,その後の問題からも当然それは小児科で扱われるべきものであると思う。
私達の病棟にも何人かの未熟児が入院して来て,あるBabyは無事退院し,あるBabyは,看護も空しく死亡した。これらの何例かの未熟児を看護した上でいろいろと遭遇したことや,将来考えねばならない点などについて少ない経験を述べ,かつ抄語した文献を紹介しつゝ,未熟児看護に対する何かの指標を出してみたいと思う。
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