特集 周産期医療の現状と課題
未熟児医療の進歩と看護—未熟児看護教育に携わって
川俣 真理子
1
,
千葉 ヒロ子
1
1聖隷学園浜松衛生短期大学母子看護学研究室
pp.387-394
発行日 1980年6月25日
Published Date 1980/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205714
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はじめに
近年,胎児・新生児学の進歩にはめざましいものがあり,未熟児の医学はここ10数年の間に大きな変貌を遂げた。それとともに,当然のことながら未熟児看護の内容もより複雑化し,大きな役割が期待されてきている。ここでは,未熟児医療の臨床がどのように変化しているのか,看護基礎教育で何を教えるべきか,当面の問題は何か,ということについて述べたい。
なお我われは,看護教育の中で,未熟児医療の現場にかかわりつつ看護の基礎教育をしている立場上,母子看護学担当者としての視点からの問題提起になることをお許し願いたい。
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