附録・写真でみる看護技術・22
泌尿器科疾患の看護法(上)—腎盂撮影法並びに腎瘻術
前島 きん子
1
,
佐藤 みつ子
1
1東京逓信病院
pp.241-264
発行日 1955年10月15日
Published Date 1955/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909965
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泌尿器科は特殊外科にて診断治療に際し複雑な器械を使用するため消毒,介助等患者に対し看護婦として細心の注意が常に払われねばなりません。手術の主に行われる疾息に腎結核,腎結石,腎腫瘍,水腎,膿腎等があります。片側だけ冒された場合には抗生物質による早期治療,部分又は全剔出術,石切術等により容易に治療し得ますが残腎又は両側腎,尿管が冒され腎機能が低下した場合でも現代医学の進歩にて腎瘻術等により治療せしめ得る様になりました。それにつれて私達の看護の重大さを意識せずには居られません。ささやかな私達の経験を載せて皆様と御一緒に看護技術の研究を致し度いと思います。
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