Japanese
English
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Urografinによる無圧迫腎盂撮影法
PYELOGRAPHY WITHOUT COMPRESSIONSBAND, USING UROGRAPHIN
河崎屋 三郎
1
,
福村 亮
1
Saburo Kawasakiya
1
,
Akira Fukumura
1
1金沢大学医学部皮膚科泌尿器科教室
1Department of Urology, Medical Faculty, University of Kanazawa
pp.256-259
発行日 1957年3月1日
Published Date 1957/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201923
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緒言
従来行われている静脈注射腎盂撮影法は,尿管圧迫帯により腹部を圧迫する必要があり,患者に相当の苦痛を与え,時にはその為に撮影を中止するの止むなきに到る事さえ生じ,又肥満せる者では圧迫が不充分な為に鮮明な影像が得られないというような欠点を有している。従つて無圧迫にて強い造影効果のある薬剤の出現が久しく期待せられていた。我々は西独Scheringの新静脈性造影剤Urografinの提供を受け,その造影効果を種々検討する機会を得た。Urografinに関しては我国でも既に2,3の報告があるが,我々は非圧迫性撮影法を主眼として検討した。
Urofrafinは3・5diacetyl-aminc.2・4・6trijod be-nzoic acidのNa塩と,methylglucamin塩を10対66の割合で有する水溶液で,76%及び60%の2種類があるが,我々は76%水溶液を使用した。
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