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看護重宝事典(41)—〔家庭電気の話〕
沼畑 金四郞
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1東京文化短大
pp.189-193
発行日 1955年10月15日
Published Date 1955/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909957
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ミキサー(Electric mixer)
アメリカのハウザーGaylord Houserのすすめるハウザー食の宣伝以来,新鮮な野菜果物のジユースが大流行で,色々なジユース搾り器等が現われているが,そのうちでこの電気ミキサーが最も便利重宝に利用されて,特に歯や消化の弱い老人や病人等に喜ばれているようである
構造 原動力を起すモーターは100〜150ワツトで,多少ワツト数の大きい方が用途が広く,原料が多くてもまた硬いものでも疲れもせず発熱もせず安心である。即ち1/8〜1/5馬力くらいのモーターで特に性能の優秀なものが必要である。モーターの部分は基部即ち台となり,こゝから上に廻転軸が出て,これに羽根型のナイフがついていて,毎分9000〜14000廻転くらいの烈しさで廻転。この羽根の廻転はスイッチで高速度Highと低速度Lowに調節でぎる。羽根も製造所によつてはジュースを造る攪拌用と,食品を粉にする粉砕用の二種類あつて取換えて使えるものもある。この基部即ち機械部の上に硝子製のボトル(瓶の意味)部があり,コップ部とも云い,蓋がある。
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