特集 戦後十年最近の医学と看護はどう変つたか?
小児科治療の進歩
高井 俊夫
pp.55-59
発行日 1955年10月15日
Published Date 1955/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909932
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はしがき
私は,この1年余りの間,ドイツを中心とするヨーロツパ及びアメリカの小児科病院を見学して最近に帰りました。久しぶりで日本の病院,殊に小児科病院のあれこれを眺めてあれもしたい,これもしたいといろいろ感概なきを得ません。しこしここにはそのうち特に在欧中に関心をもたされた2つの問題について重点的に記して見ましよう。第1の問題は,入院児の生活全体に即しての問題であり,第2の問題は,小児疾患のうち特に未開拓の未熟児の治療と看護の問題です。
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