洋裁講座
自分で作れるバツク
北川 淑子
pp.40-41
発行日 1955年3月15日
Published Date 1955/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909773
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〔Ⅰ〕先ず表底と中底1枚ずつと左右側面の布,表裏各々2枚ずつを図の如く裁ちます。底には,厚紙を貼付けて芯とします。
次に,紐を通す穴を作り(これは,生地によつて適宜にほつれぬ様に仕末します。羅紗の如きものは穴を切抜いた儘でよい。)その左右の布を脇で接合せて,表底と合せ縫附けます。裏も同様に,別に縫い,最後に,口より,裏を3糎程,ひかえて,細かくまつり附けます。紐は,打ひも,ビニールで三編みしたもの,又は共布で作つた50糎の長さの物を2本用意し,図の如く,一方は右が輪になる様に通し,一方は左が輪になる様に通して,各々の端を結び合せ,左右にその紐を引くと口が閉じる様になります。生地は,ウール地でも,何でも作る事が出来ますが,プロツケード,金ラメ,銀ラメ,繍子地等を材料とすると,和服やカクテルドレスにもマツチす美しいものが作られます。
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