特集 患者を樂にするために
産科
初めてお産をする人のために
鈴木 孝三
,
竹澤 ソノ
,
小野 文子
,
小林 ヨネ
,
佐々木 ノブ
1
,
飯泉 智
1
,
靑山 ミドリ
1
,
佐藤 敬子
1
,
中山 滿里子
1
,
高橋 榮子
1
,
塚本 蝶子
1
,
柴田 明子
1看護學院
pp.49-52
発行日 1952年12月1日
Published Date 1952/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907187
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柴田 患者さんを樂にするにはどうしたらいいかということでお話ししたいと思いますが,やはり産科ですとお産の話が中心になるんじやないかと思います。患者さんが初めての經驗だと心配といいましようか恐怖といいましようか,そういうものが大きいんじやないかと思いますが…。初めてのお産にはどういうふうにしていらつしやるでしようか。
竹澤 結局入院してきた状態にもよるんですけれども,そのときの分娩の進行状態によつて,その人が保健指導を受けている人だと比較的豫備知識をもつて入つてくるからよろしいわけですが,全然豫備知識のない場合に一番痛みということに對して苦痛を感ずると同時に,分娩がどういうふうに進んでそれがどういうふうに終るかということが全然頭にないときに,一番先にそれを説明することが問題じやないかと思うんです……。
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