醫學のあゆみ・4
グルタミン酸(Glutaminic Acid)/ロボトミー(Lobotomy)
杉
pp.53
発行日 1951年11月15日
Published Date 1951/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906967
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蛋白質をつくる重要なアミノ酸の一つ。魚や肉やその他食物の“おいしい味”の本體はこのグルタミン酸のソーダであることが分かつた。これが“味の素”として賣り出され,目下まずしい日本の外貨獲得に大きな役割を果しつつある調味料の本體なのである。
この味の素は,40年前に池田菊苗博士がコンブのダシの“うまみ”を研究して,うまみのあるものうまみのあるものと化學的に分析して行つて,ついに見つけたのである。味の素は純粹なグルタミン酸ソーダである。
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