看護學講座
婦人科學
糸井 一良
pp.51-54
発行日 1949年6月15日
Published Date 1949/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906483
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(3)胃腸障碍
a.腸管麻痺
開腹術後の腸管不全麻痺は多數に見るものであつて約2日間一般に瓦斯の排泄がない。斯の如き輕症なるものは第3日に至れば自然に治癒するのが普通である。病勢亢進して全麻痺となると鼓腸を起し,呼吸困難となり,嘔吐頻りに至り,遂に死の轉歸をとるものもある。腹膜炎と異り壓痛も發熱もない。
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