グラビア このひと'99
徳島敏枝さん—特定非営利活動法人訪問看護ステーション 愛 所長—じっくり向き合う,ゆっくり変わる.それが訪問看護の喜びです
とくしま としえ
1
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本誌編集室
1訪問看護ステーション愛
pp.990
発行日 1999年11月1日
Published Date 1999/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905958
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この7月,全国ではじめて特定非営利活動法人(NPO)立の訪問看護ステーション「愛」を立ち上げた.所長の徳島敏枝さんは,「よく聞かれるんですけど」と前置きして「NPOであることに特別な思い入れはないんですよ」と笑う.
30年近くを地元の急性期総合病院で過ごした.退職時は管理婦長.一念発起の背景には「やりたい看護」への強い思いがあった.「病院では患者さんが退院してしまえば“その後”はわからない.気になっても何もできないまま,再び同じ患者さんが戻ってくることもありました.障害があり医療依存度の高い人が地域や在宅で安心して暮らすためには,そこに看護があることが必要です.それを自分がやりたくて」.
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