フロントライン'99 老人看護
ADL低下の高齢者に対する「腹臥位療法」の劇的な効果—2か月間で10例の改善例を通して
熊谷 佳代
1
1市立加西病院看護部
pp.946-952
発行日 1999年10月1日
Published Date 1999/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905947
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
はじめに
高齢化が進むなかで疾病構造が変化し,脳血管障害や種々の慢性疾患に起因する廃用症候群,いわゆる「寝たきり」状態に陥った高齢患者の増加は,従来の急性疾患の「救命」のみを最優先した医療のあり方を根本的に見直し,その後に生じる「寝たきり患者」の予防対策についても真剣に取り組むべき重要課題であるということを痛感している.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.