特集 何が“縛らない”看護を支えるのか
老人の生活の場における縛らないケアの実践
宮本 美枝子
1
1特別養護老人ホーム慈幸苑
pp.836-839
発行日 1999年9月1日
Published Date 1999/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905923
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当苑の紹介
特別養護老人ホーム慈幸苑は,熊本市の北西20kmの,県の北部に位置し,有明海を隔てて雲仙を望む干拓の町にある.
本年(平成11年)4月1日に開設したばかりの当苑は,30床(ショートステイ8床),在宅介護支援センター,ホームヘルパーステーション,デイサービスを有する.寮母職9名(うち寮母長<筆者・看護職>1名,ショートステイ要員1名),生活指導員1名,看護婦1名の計11名で30名の入所者の日常生活ケアにあたっている.管理職を含め,これまでに特養でケアを経験したことのある者は1人もいない.新設であるため基準以上のマンパワーを置くことは難しく,寮母は早出,遅出,夜勤,代休者を除くと,日勤帯1〜2名でケアをしている.
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