特集 抑制をしない看護
対談 縛らない看護の実現を
岡田 玲一郎
1
,
田中 とも江
2
1社会医療研究所
2上川病院
pp.526-534
発行日 1996年8月10日
Published Date 1996/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900519
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抑制は看護者の都合
田中 私は上川病院へ異動してから,「抑制」をしない看護を実践しています.抑制に関しての特別な教育を受けたわけではなく,結婚して,子どもを生んで育てたことなどが,抑制をしないことを考えるきっかけになったかと思います.
私も以前に精神科の現場にいた時には抑制をしていました.一般社会とは,なんとなく「違うな」という感覚はあったにしても,病院という枠のなかでは,どういうわけか平気で抑制をしてしまう.
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