特集 変わる医療事故の概念とその対策—リスクマネジメントの視点から
【座談会】これも「事故」?—広がる事故の概念
増子 ひさ江
1
,
森 佳代子
2
,
青木 英子
3
,
町田 美幸
4
1武蔵野赤十字病院
2湘南鎌倉総合病院外科病棟
3総合病院厚生中央病院内科病棟
4東京都済生会向島病院慢性期病棟
pp.1114-1120
発行日 1998年12月1日
Published Date 1998/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905722
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「ヒヤリ」「ハッ」への対応
増子 大変忙しい臨床で看護するなかで,「ヒヤリ」としたり「ハッ」とした経験は,看護婦の誰もにあることと思いますが,皆さんの所では「アットハットメモ」といったものがありますか.そこに書かれるのは実際に起きてしまった事故でしょうか,それとも「こういうことにハッと気づいて事故を防ぎました」ということでしょうか.
青木 「アットハットメモ」には「ハッとしたことを書くように」と指導されています.起こしてしまったことはインシデント・レポートになります.
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