特集 医療事故
座談会 医療事故をどう考えるか
小林 冨美栄
1
,
饗庭 忠男
2
,
宮野 晴雄
3
1日本看護協会
2慶応義塾大学法学部
3読売新聞科学部
pp.446-456
発行日 1975年5月1日
Published Date 1975/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917241
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未熟児網膜症や大腿四頭筋短縮症など,医療事故をめぐって診療の過誤や法的判断、さらには医療・看護そのもののあり方が問われるような医事紛争が急速に増えてきた.
国民の権利意識の向上とか医師対患者の入間関係の悪化、あるいは‘生命への畏敬と医の倫理などが真剣に論議されている一方、医療の荒廃を告発し、医療体制の変革をめざす被害者=市民の運動が各地で活発にくりひろげられている.
この特集は、そうした医療事故の実状を紹介し、医者・看護婦・法律家・被害者・市民それぞれの立場から、医療における人間関係のあり方を基本として、どのように考えるべきかを探るものです.
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