特集 病院のセーフティ・マネジメント最前線
【座談会】病院管理者は医療事故防止のために何をなすべきか
徳永 英吉
1
,
冨田 信也
2
,
畠中 智代
3
,
大道 久
4
Eikichi Tokunaga
1
,
Shinya Tomita
2
,
Tomoyo Hatakenaka
3
,
Hisashi Omichi
4
1上尾中央総合病院
2医療法人財団河北総合病院
3聖隷浜松病院
4日本大学医学部医療管理学教室
pp.573-582
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100850
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今や医療安全や医療事故は,医療提供者だけでなく患者や地域住民にとって,ますます深刻かつ重要な問題であると認識されている.
こうした流れのなかで,厚生労働省は本年4月から,大学病院などの特定機能病院や国立病院(独立行政法人国立病院機構病院)を中心に,一定の範囲の重大な医療事故については,第三者機関(財団法人日本医療機能評価機構)への報告を義務付けた.また,財団法人日本医療機能評価機構では,認定病院による「患者安全推進事業」を平成15年度から開始しており,医療現場からの患者安全推進に向けた活動が本格化しているという状況にある.
本座談会では,それぞれの病院での医療事故防止における取り組みと実際をご紹介いただいた.
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