連載 このひと'98
小中節子さん—日本臓器移植ネットワーク近畿ブロックセンターチーフコーディネーター—移植医療は個人の意思の尊重がいちばん大切だと思う
こなか せつこ
1
,
八木 保
1社団法人日本臓器移植ネットワーク近畿ブロックセンター
pp.1
発行日 1998年1月1日
Published Date 1998/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905498
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臓器移植法が10月16日から施行になった.小中さんが所属する「日本臓器移植ネットワーク」は母体が「日本腎臓移植ネットワーク」で,新法成立に伴い新組織に移行した.1976(昭和51)年から腎不全患者の看護にたずさわってきた小中さんは,'95(平成7)年に腎臓移植のコーディネーターになった.今は全国に18名いる臓器移植コーディネーターの1人である.
小中さんは,臓器移植法の成立を「個が選択する医療のスタート」と評価する.臓器移植を受けたくても受けられない患者・家族の苦悩を目の当たりにしてきた彼女は,意思をもっている人のその意思が生かせることが,最も重要だと考えている.
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