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増刊号 腎代替療法のすべて
【第10章 腎移植】
4 その他 ⑪日本臓器移植ネットワークの死体腎移植登録
The enlisting for Cadaveric renal transplant at the Japan Organ Transplant Network
芦刈 淳太郎
1
,
大宮 かおり
1
Ashikari Juntaro
1
,
Omiya Kaori
1
1日本臓器移植ネットワーク事業推進本部
キーワード:
臓器移植法
,
日本臓器移植ネットワーク
,
死体腎移植
,
レシピエント選択基準
,
先行的献腎移植
Keyword:
臓器移植法
,
日本臓器移植ネットワーク
,
死体腎移植
,
レシピエント選択基準
,
先行的献腎移植
pp.740-744
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000537
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はじめに
1997年10月に臓器の移植に関する法律(臓器移植法)が施行されてから,ほぼ四半世紀を迎えた。わが国で初めて臓器移植法に則った脳死下臓器提供が実施された1999年には,脳死下臓器提供4件,心停止後臓器提供85件,合計89件となり,腎臓移植が158件実施された(図1,図2)1)。その後,2010年7月に改正臓器移植法が施行され,本人の意思表示が不明の場合でも家族の承諾により脳死下臓器提供が可能となったため徐々に脳死下臓器提供が増加し,2019年は脳死下臓器提供97件,心停止後臓器提供28件,合計125件であり,腎臓移植が230件(肝腎同時移植6件,膵腎同時移植46件を含む)実施された。2020~2021年は,新型コロナウイルス感染症拡大の影響による臓器提供施設の医療体制逼迫により臓器提供件数,腎臓移植件数ともに落ち込む結果となった。
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