研究と報告
継続受け持ち制導入による看護の質的変化—看護過程からのアプローチ
古谷 市代
1
,
岸本 敦子
1
,
岡本 治美
1
,
前田 美和
1
,
金高 シヅ子
1
,
竹本 真由美
1
,
徳岡 成美
1
,
衣笠 敦子
1
,
柴田 美喜枝
1
1西脇市立西脇病院看護局北2階
pp.1182-1185
発行日 1997年12月1日
Published Date 1997/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905495
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はじめに
当病棟は,従来よりチームナーシングを行なってきた.しかし,日々受け持ち看護婦が変わるため,患者・家族との信頼関係が築きにくい,また,1人の患者が受けるケアは継続性が保たれにくく,個別性が得られにくい,そして,ケアの責任の所在が明確でないため,自分たちの行なった看護の評価を直接把握しにくい,という問題点を常々感じていた.
そこで,患者の独自性を尊重したケアを継続的に責任を持って行なっていきたいという思いから,各看護婦が特定の患者を受け持ったほうがよいのではと考え,1994(平成6)年2月より継続受け持ち制を導入した.
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