特別記事
医療を評価する試み(その2)—日本医療機能評価機構の活動概要
中野 夕香里
1
1日本医療機能評価機構調査研究部門
pp.428-432
発行日 1996年5月1日
Published Date 1996/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905079
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
昨年7月,医療関連団体および厚生省などの支援のもとに,医療機関の第三者評価を行ない,医療機関が質の高い医療サービスを提供していくための支援を行なうことを目的として,(財)日本医療機能評価機構が設立された.中立的・学術的立場から,医療施設全般の評価を行なおうとする本機構の活動は,わが国の医療評価の原動力となることが期待されている.そこで今回,本機構の具体的な事業内容を解説し,前号に引きつづく「医療を評価する試み」の稿を終えることとしたい.
評価機構の事業は当初約2年間を運用調査期間と位置づけ,実際に評価を実施しながら,機能評価の方法論などに関する実証的な検討を行なうとしている.平成7年度病院機能評価事業運用調査においては,資料1の要領で評価事業が実施される.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.