特集 病院機能評価の動向と将来
日本医療機能評価機構本格稼働
大道 久
1
1日本大学医学部医療管理学教室
pp.410-414
発行日 1997年5月1日
Published Date 1997/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902100
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平成7年(1995)7月に設立された日本医療機能評価機構が,当初の予定のとおり平成9年(1997)から病院機能評価事業を本格的に開始した.これまで140余の多様な病院に運用調査という試行を依頼して,ようやく実運用に耐える評価方法と手順が確立したことと,この事業の要となる第三者の立場の評価調査者(サーベイヤー)も250人余が養成され,運用調査における評価作業の経験を経て,おおむね運用体制が整ったからである.
初年度の病院機能評価事業は240病院の評価を受け入れることが計画され,4半期ごとに60病院の実施が予定されている.申し込みは随時受け付けており,既に第1期実施分の病院に対する説明会を終えている.手続きの周知期間が短かったことや,病院が平成9年度の事業予算の編成を終えていたことなどもあって,申し込み数は予定の半数程度であった.
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