特集 病院の医療情報発信
財団法人日本医療機能評価機構の情報戦略
滝沢 良明
1
1財団法人日本医療機能評価機構事業部
pp.595-599
発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903317
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病院機能評価事業の現況
財団法人日本医療機能評価機構が行う病院機能評価事業は,1997年に本格稼働を開始してから5年目に入っている.運用調査(feasibility study)期間の2年間を含めると7年目を迎えたことになる.2001年5月18日時点における病院機能評価事業の現況は表に示すとおりである.病院機能評価の受審申請率,つまり,「手上げ率」であるが,各都道府県によってばらつきはあるものの,10%を超える地域が出てきている.できるだけ早い時期に申請率の全国平均を10%以上にし,病院機能評価事業の定着を確固たるものにするには,まず,多くの病院に評価機構の事業趣旨について理解をしていただくことが必要であり,そのためにはどのようなことをしてきたか,どのような考え方を持っているのか,また,今後どのようなことを計画しているのかについて,広報や情報提供の視点から述べてみたい.
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