連載 —海外文献紹介—Current Nursingピックアップ・7
病名を知った癌患者の心理と看護の役割
片平 好重
1
1聖路加看護大学
pp.938-941
発行日 1994年10月1日
Published Date 1994/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904660
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技術の進歩によって早期発見が可能になり,治癒率が高くなったとはいえ,進行癌に対しては対症療法が中心となることが多く,癌はいまだ死と直結したイメージでとらえられることが多い疾患である.
また患者の自己決定権やQOL尊重の視点から,その病名が患者に対して告知される方向になってきており,告知しなくても何らかの方法で病名を知っていたという人が半数以上いた,という調査報告があるなど,医療者の患者への対応はより複雑になってきていることも確かである.
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