特集 病院で死ぬということ—看護婦の立場から
[対談]ホスピスと一般病棟におけるターミナルケア
河 正子
1
,
近藤 まゆみ
2
1救世軍清瀬病院緩和ケア病棟
2北里大学病院
pp.223-227
発行日 1994年3月1日
Published Date 1994/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904487
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一般病棟に比べ,ホスピスにはゆとりがある?
近藤 私は整形外科が初めての勤務でしたけれど,その後外科病棟に移り,そこががん患者との初めての出会いでした.その中で考えさせられることがたくさんありましたが,河さんは,一般病棟勤務の時にどのような印象をお持ちでしたか.
河 最初の勤務は,総合病院の内科病棟で,2年と少し勤めました.肺がん患者の多い病棟で,そこがターミナルケアとの出会いでもあったのですが,今思えばしなくてもよかった延命治療をどんどんする,肺がんの本当に末期の患者にも気管切開をするという状況でした.
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