特集 女性看護師の皆さんへ—ケアする男の物語
「九州管内国立病院看護士長会」のあゆみと男性看護師への期待
床島 正志
1
1佐賀医科大学大学院医学系研究科
pp.1032-1036
発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904074
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
長年,男性看護者の呼称であった「看護士」が,今年3月からようやく「看護婦」と統一され「看護師」と呼ばれるようになった.看護士の呼称は1968年からであり1),34年ぶりの改正ということになる.
10余年前のことになるが,筆者は,東京で開催された厚生省(当時)主催の研修会で千葉から参加のN男性看護師長と意気統合した.その時,看護職の名称が「看護婦(士)」と男女を区別して使用されていることについて,真剣な眼差しで語りあったのだが,そのとき彼と2人で得た結論は“看護師”という呼称であった.「ついに,あの時の一件が解決された!」という深い思い入れがあるわけではないが,時代の変化を感じさせる.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.