特集 —最新情報でわかる—褥瘡ケアの根拠
在宅における褥瘡ケアの課題
村山 志津子
1
1本荘第一病院保健センター
pp.241-245
発行日 2002年3月1日
Published Date 2002/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903919
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1999年に日本看護協会と日本訪問看護振興財団が行なった調査によると,1か月あたりの訪問看護ステーションで行なわれた処置の15.2%は褥瘡ケアで,31.4%はそれ以外の医療処置であると報告されています1).今後在宅療養高齢者の増加に伴い,褥瘡はさらに大きな問題になると予測されています.
当院訪問看護ステーションにはできてしまった褥瘡ケアを`目的として開業医や地域保健婦,また家族から依頼をいただくことが多々ありますが,実際に訪問してみるとさまざまな問題を目の当たりにします.そこでここでは事例を提示し,在宅での褥瘡ケアの現状を述べながら今後の課題について考えてみたいと思います.
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