特集 —最新情報でわかる—褥瘡ケアの根拠
—褥瘡予防になる体位変換—キネステティクの概念と実際
澤口 裕二
1
,
杉本 美幸
2
,
戸田 久美子
3
,
坂本 理和子
4
,
小竹 佐智代
5
,
塚田 貴子
5
,
徳永 恵子
5
1道立寿都病院
2道立寿都病院看護科
3道立旭川高等看護学院
4札幌社会保険総合病院・WOC
5宮城大学看護学部
pp.236-240
発行日 2002年3月1日
Published Date 2002/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903918
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褥瘡の発生は圧力ではなく応力である.圧力は応力の中のひとつでしかない.褥瘡の予防には「不自然な応力」の発生を防がなければならない.従来教育されているボディメカニクスの目的は,「いかに介助者が楽に動かすか」であり,患者の体にかかる応力についてはおまけ程度である.ドイツの看護教育には10年程前から,キネステティクという概念が導入され効果をあげている.その概念と実際を述べる.
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