現場から 活動レポート
ヘルスケアファイルを用いた糖尿病患者指導システムの効果
村山 直美
1
,
前田 ゆかり
1
,
田辺 恵美子
1
,
宮下 洋
2
,
白井 厚治
2
1東邦大学医学部附属佐倉病院看護部
2東邦大学医学部附属佐倉病院糖尿病・内分泌・代謝センター
pp.780-783
発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903801
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糖尿病治療は,生活様式の是正を必要とし,治療効果の良否は患者の自己管理能力に大きく依存する.
今回,自覚症状や痛みを伴わない「コントロール不良状態」を患者に理解してもらうため,生化学検査や合併症などのデータを図またはグラフで示し,患者の視覚へ訴えることのできる,「ヘルスケアファイル」を作成し,これを媒介に,看護婦が診療の待ち時間を利用し,個別の患者指導を行なった結果,全体に血糖コントロールが改善したことを経験したので紹介する.
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