現場から アイデア
誤薬防止への取り組み—投薬トレーの工夫
大坂 美智子
1
,
花田 美紀
1
,
石黒 範子
1
1富山市民病院東病棟
pp.382-383
発行日 2001年4月1日
Published Date 2001/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903719
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はじめに
近年医療事故がマスコミで報道されるたび,看護婦として他人事ではない緊張感と恐怖感をおぼえている.当院でも,某医院の風邪薬を服用し,重篤な状態に陥った患者を目の当たりにし,内服薬といえども軽視できないことをあらためて思い知らされた.そして,配薬したのに「薬がきていない」と言われたり,看護婦が服薬を確認したのに,患者の家族が再度薬を取りにくるなどということが決して珍しくない現実がある.そこで,与薬業務に焦点を当て,業務を検討した.その結果,投薬トレーの工夫などを取り入れたことにより,与薬に関する看護婦の意識が高まり,誤薬防止に役だったので報告する.
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