附録・写真でみる看護技術・12
投薬法
永井 敏枝
1
1東京鉄道病院看護婦養成所
pp.69-100
発行日 1954年12月15日
Published Date 1954/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909719
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患者の治療処置の中で広く又重要な役割の一つに投薬があります。投薬の目的を完全に遂行するようあらゆる注意と緻密な行為が私達看護婦の任務であり,最も責任の重い仕事の一つであります。いかに適切な薬が適当量医師が処方しても,実際これを患者に投与する看護婦がその管理に於て又実際投与にあたつて適切でなかつたならば,それこそ重大なる事態をひき起します。
薬剤を処方した医師から,薬剤師によつて調剤された薬物を,最後に最初の目的である患者に投与する役目をもつている私達看護婦が,如何なる知識と技術でこれを行うことによつて,その重責を果し得るかを考えてみましよう。
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