現場から アイデア
腰椎麻酔体位を確保するための補正枕の考案とその効果
庄司 紀子
1
,
桜井 香里
1
,
杉本 亜紀
1
1浦和市立病院手術室
pp.194-196
発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903679
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●はじめに
当院手術室では年間500〜600件の腰椎麻酔下の手術を行なっている.私たちは腰椎麻酔下で手術を受ける患者に対し,可能な限り術前訪問を実施し,パンフレットを用いての説明や,ベッド上での体位の練習を患者の協力を得ながら実施している.しかし,腰椎麻酔場面では脊椎が十分に曲がらなかったり,背中がベッドに垂直にならず体が前に傾いたりと正確な体位を取ることが難しいと感じた.
そこで患者の協力を得て,正確な体位が容易に取れ,安定性を保持する用具はないかと考え補正用具を考案,作製した.
![](/cover/first?img=mf.1661903679.png)
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.