現場から アイデア
女性用安楽尿器固定の工夫とその効果
星 和泉
1
,
小林 明美
1
1七沢リハビリテーション病院脳血管センター
pp.92-93
発行日 2001年1月1日
Published Date 2001/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903657
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●研究の動機
夜間の尿失禁や頻尿が,不眠やストレス,おむつかぶれの原因となる人は多い.そして。身体の麻痺や他の障害等が加わると,排泄動作の自立は難しくなる.特に女性の場合,1人での尿器・ポータブルトイレの使用は困難で安楽尿器の固定も男性と違い難しいとされてきた.そのため,床上排泄は介助に頼っているのが現状である.このことは,介助者の睡眠のさまたげや疲労蓄積の原因につながり,患者の心理的負担をさらに増大させている.そこで,夜間の排尿介助の軽減にむけ,市販されている女性用安楽尿器の固定方法を工夫した.その結果,翌朝まで固定でき,ほとんど尿漏れすることがなかったため,紹介する.
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