Japanese
English
手術手技 私のくふう
腰仙椎固定に対するinstrumentationの工夫
Hybrid Usage of Instrumentation for Lumbosacral Fusion
川上 紀明
1
,
見松 健太郎
1
,
加藤 文彦
1
,
松山 幸弘
1
,
出口 正男
1
,
斉藤 晴彦
2
,
岩田 久
1
Noriaki Kawakami
1
1名古屋大学医学部整形外科
2名城病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Nagoya University School of Medicine
キーワード:
腰仙椎固定
,
lumbosacral fusion
,
spinal instrumentation
Keyword:
腰仙椎固定
,
lumbosacral fusion
,
spinal instrumentation
pp.1063-1067
発行日 1995年9月25日
Published Date 1995/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901718
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抄録:腰仙椎固定において強固な固定力,より容易な手術手技を目的としてCompact CD(CCD)のChopin仙椎blockとTSRH universal systemのvariable angle screwを組み合わせた手術方法を考案した.両者の連結は初期にはCDの径7mm rodを使用したが,負荷試験の結果を踏まえ,CCDの径6mm rodに変更した.対象は7例で,疾患としては第5腰椎分離すべり症4例,転移性脊椎腫瘍1例,massive osteolysis 1例,osteoporosisによる圧迫骨折1例であった.経過観察期間は平均10カ月であるが,instrumentationに起因する合併症は認められなかった.本方法はpedicle screw設置に習熟した脊椎外科医にとっては技術的には全く問題なく,variable angle screwを用いることでrodの設置も容易となる.また,臨床的にも固定性には問題なく,十分その使用に耐えうる固定方法であると考えられた.
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