特集 病・障害と生きる—患者からのメッセージ
「人」未満の「生」,「人」としての「死」
三上 泰
pp.299-301
発行日 2000年4月1日
Published Date 2000/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903438
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健常者から障害者へ
私は現在,人工呼吸器を付けており,体の自由がほとんどきかず(手を使うことで,しばらくの間,座ることはできる),直接会話することも,母とくらいしかできない.
私はもともと健常者として生まれた.発症したのは3歳の時だったらしい.当初,症状は大したことがなかった.その後,徐々に悪化していったものの,それでも生活に大きな支障をきたすことはなかったので,障害を気にすることはあまりなかった.
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