特集 看護記録は何のため,誰のため?
看護記録時間の短縮をめざす—看護計画にコンピュータを導入して
三代 美知子
1
,
魚谷 節子
1
,
高木 亜機子
1
1島根医科大学附属病院看護部
pp.420-423
発行日 1992年5月1日
Published Date 1992/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900629
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はじめに
島根医科大学附属病院の看護部では,1979年の開院当初から,看護記録にPOS方式を導入しました.
1982年にワークサンプリング法を用いて,業務量調査を行なった結果,記録に要する時間は,日勤で全体の12.1%を占めていました.そして,超過勤務時間は,ほとんどが記録に費やされていました.その頃はちょうど,POSの普及を図る時期であったことから,PONRに慣れないためと判断しました.その後,同様の業務量調査を1984年と1990年の2回実施しましたが,記録時間は13%台に増え,相変わらず超過勤務をして看護記録を書いている状況でした.
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