特集 看護記録は何のため,誰のため?
[座談会]看護記録の現状を切る
岩井 郁子
1
,
星野 桂子
2
,
井部 俊子
3
1聖路加看護大学
2国立医療・病院管理研究所
3聖路加看護大学大学院
pp.402-410
発行日 1992年5月1日
Published Date 1992/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900626
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概念が明確でない看護記録
岩井(司会) 「看護記録の現状を切る」というテーマでこれから話を進めていくわけですが,まず看護記録とは一体何なのか,何のために記録を書くのか,看護記録の法的な根拠,現状の問題点などをざっくばらんに話し合って,今後の新しい方向を導き出す1つの糸口にできたらと思います.
実際に看護婦さんたちの話を聞くと,看護記録を改善したいという思いが強くあって,現状に疑問や問題点を感じている人が多い.改善を模索しているのだけれども,その方向性がなかなか見い出せないようです.
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