特集 フォーカスチャーティング—看護の中身が見える記録・1
看護記録の現状と課題
岩井 郁子
1
1聖路加看護大学
pp.402-407
発行日 1996年5月1日
Published Date 1996/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905076
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看護記録をめぐる課題は実際に記録する看護婦たちみずからが「どのような記録を必要としているのか」を考え,選択・決定しない限り解決しない.現在,記録の改善あるいは改革に取り組んでいる施設は多い.試行錯誤を繰り返しながらも,ある特定の記録を検討する場合「その記録の概念と目的」を基盤に,現状の記録を分析・評価したうえで,改革あるいは改善を目指さなければならない.たとえ,新しい記録方法が紹介されたとしても,みずからが検討し,決定しない限り定着しないだろう.
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