連載 あした天気にしてあげたい[わたしの救急奮闘記]・7
見えない系に繋がれて
中村 恵子
1
1杏林大学医学部付属病院看護部
pp.950-951
発行日 1991年10月1日
Published Date 1991/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900490
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救急医療の現場は,いつも突然に始まる.そして,搬入された患者の症状の変化に一喜一憂し,不安と困惑でいろいろな行動を呈する家族がいる.私たち医療従事者との信頼関係が得られていない,搬入初期の患者の家族との対応は,看護婦にとって,時には患者への対応以上に重要なこともある.
患者の数の数倍にもなる家族との出会いがあった.様々な混乱状態や反応に,こちらが困惑したこと,ともに悲しんだこと,喜んだことなど,種々雑多なことが思い出される.
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