連載 こんな時のカウンセリング・14
患者が医師である場合
白井 幸子
1
1国立療養所多磨全生園
pp.494-497
発行日 1990年5月1日
Published Date 1990/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900128
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今回は患者が医師である時の問題を取り上げることにします.この相談は関西の大学病院の20代の看護婦,西野利子さん(仮名)から寄せられたものです.
西野さんは「患者さんは医師であり,自分が癌であることをよく知っています.しかし,だからと言って,望みを失ってはいないはずですから,医師やナースが断定的な言い方をしてよいものか戸惑ってしまいます」と書かれていました.
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