特集 患者観察のポイント
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    整形外科重症患者の場合
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                新藤 信子
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1関東労災病院整形外科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.20-25
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1962年11月1日
                  Published Date 1962/11/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911771
                
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整形外科領域においては,患者の重症,軽症の整形外科的症状から区別することは困難である。すなわち何を基準とすべきかが判然としない。もし,生命の危険性に基準をおくとすれば,一般状態の回復を待って整形外科的治療にとりかかるのが常識であるし,機能障害,後遺症の点を基準とするとすれば,小指1本の骨折でも重症と呼ばれる場合があるかも知れない。しかも,整形外科においては,看護,観察の不注意により,その予後に大きな,取り返しのつかぬ障害を残すことがあるので,ここでは疾病の軽,重にこだわらず,整形外科看護においては,これだけは見のがしてはならぬとおもわれるポイントについて述べることとし,一般状態が重症な場合には,その症状により,他科における適切な看護法をおおいに応用しつつ,その看護に当たってもらいたい。
整形外科治療法は,観血的なものと,非観血的なものとに大別できる。代表的疾患とその処置および看護のポイントは第1表のようである。

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