グラフ
病院あげての学生教育—慈恵青戸看護専門学校の体験学習プログラム
石井 八恵子
1
,
本誌編集室
1慈恵青戸看護専門学校
pp.430-437
発行日 1990年5月1日
Published Date 1990/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900114
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看護学生は忙しい.もちろん実際の勤務に比較すれば楽なのかも知れないが,それにしても恐るべき量のカリキュラムが,これでもかこれでもかと彼女らを襲う.しかし,学校の授業というものは何処も同じで,書物を用いた受動的で画一的な方法がほとんど.重要な臨床実習にしても,少数の患者さんに関わることが中心となり,「医療全体」を見る機会は決して多くはないだろう.これでは「実践の科学」たる看護の教育とは言えないのではないだろうか.
そんな中,理論を基にした実践を重要視し,医療活動を総合的にとらえることを目的とした学習方法として慈恵青戸看護専門学校で実施されているのが,医療チームの一員としての体験学習である.
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