特集 病棟看護師必携! 一冊まるごと 退院支援
2 事例を読み解く
多角的・時系列にみる退院支援
事例2 がん終末期に在宅中心静脈栄養法(HPN)を導入
原田 かおる
1
,
小笠原 舞
1
,
石 典子
1
,
西本 典子
2
1高槻赤十字病院
2高槻赤十字訪問看護ステーション
pp.46-55
発行日 2010年5月1日
Published Date 2010/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101624
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入院中の経過
Bさんは入院後、絶食で軽快し水分や流動食を摂取しましたが、経口摂取だけでは必要量の栄養補給は困難との判断のもと、在宅中心静脈栄養療法(HPN)を導入し、退院・在宅復帰をめざすこととなりました。
退院後は本人の妹、長女と、近県に住む孫(19歳)が交代で支援する予定ですが、長女は会社を経営しており多忙、孫は1歳の子どもを持つため本人の妹が支援の中心となると考えられました。住居は一戸建てですが、退院予定日の翌週にバリアフリーのマンションに転居予定です。
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