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ともに災害への「備え」について考える
髙田 洋介
1
,
日本災害看護学会社会貢献・広報委員会
1兵庫県立大学看護学部看護学科
pp.62-63
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101390
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平成21年頌春の候です。
現在、災害は「忘れたころにやってくる」という言葉よりも、「忘れる前にやってくる」という言葉のほうがふさわしいと思えるほど発生しています。総務省消防庁のホームページでは、平成20年1月から11月までの間に起こった42の災害情報を載せています。そのなかでも6月14日に発生した、岩手・宮城内陸地震を忘れることはできません。マグニチュード7.2の大地震であり、死者13名と発表されています。また、夏には「ゲリラ豪雨」と称された集中豪雨に見舞われ、多くの被害が発生しました。
国外に目を向けてみると、5月12日に発生した中国・四川省大地震は死者6万人を超える大災害となり、私たちの脳裏に深く刻みつけられました。
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