特集 小児看護は大丈夫か?
都心の総合病院における小児看護の実態―混合病棟化が避けられないなかでの小児看護のやりがい
松原 栄子
1
1大阪厚生年金病院
pp.424-428
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100986
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小児病棟から混合病棟へ―当院の変遷
当院は『地域医療の中核的役割を果たしつつ,最新の専門医療を推進する』ことを診療基本方針とした,病床数570床の急性期病院である.地域住民にとって必要な公益医療を最重要と考えている当院は,近隣の病院が相次いで小児科を閉鎖していくなか,小児医療に力を注いでいる.
当院小児科の特徴は,①精密検査・治療目的とした紹介患者への迅速な対応,②24時間小児科医が小児救急疾患を診察できる体制,③幅広い専門外来と特殊な難治性疾患の患者に対するきめ細かい対応,であり,地域の無床診療所との病診連携を密接にして,大阪市北部の小児医療の中核の役割を果たしている.
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