特集 結果の出せる褥瘡対策チームを作ろう
褥瘡についての職員の意識改革をめざした取り組みとその成果―「褥瘡予防プログラム」を中心に
福田 弘子
1
,
河合 君江
1
1浜松労災病院看護部
pp.128-135
発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100916
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はじめに
近年,高齢化の進行とともに寝たきりや褥瘡発生の危険の高い患者が増加している.2002年の診療報酬改定により新たに設けられた「褥瘡対策未実施減算」が,昨年10月1日より実施され,保険医療機関での褥瘡に関する対策が求められるようになった.褥瘡の予防とケアには看護師や医師だけではなく,その他のコメディカル・スタッフをも含めたチーム医療として取り組む必要がある.当院では形成外科医が中心となり,1999年から職員に対してさまざまな働きかけを行なってきた.職員の意識改革を目的とし,褥瘡に関する関心を深める目的で行なってきたいくつかの工夫を,これまでの経過を振り返りつつ報告する.
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