特別記事
「褥瘡なしの寝たきり」よりも「褥瘡があっても自分で動ける」をめざしてほしい―人としての機能を阻害する褥瘡予防環境整備への警鐘
徳永 恵子
1,2
Keiko Tokunaga
1,2
1宮城大学看護学部
2宮城認定看護師スクール
pp.572-576
発行日 2008年7月1日
Published Date 2008/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101286
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エアーマットレスやハイテクベッドなどの褥創予防に焦点化した最新医療機器の登場によって,「体圧分散寝具を用いることによって,体位変換間隔を延長しても褥創は予防できる」という研究報告が増えている.深刻なマンパワー不足と医療経済の観点から推進される,こうした褥創予防環境整備に盲点はないのか?身体を動かすことの意味を原点から振り返り,新しい「動きの支援」を提案する.
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