研究報告
訪問看護ステーション北沢における褥瘡予防の取り組み
佐古田 悦子
1
,
高間 みゆき
1
,
禎 真奈美
1
,
輿水 みはる
1
,
松井 知子
1
1社会福祉法人世田谷区社会福祉事業団訪問看護ステーション北沢
pp.537-542
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100535
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はじめに
急速に高齢化社会を迎えるわが国において,2005年には褥瘡患者数は32万人に達すると推測されている。2002年10月から,病院においては診療報酬上「褥瘡対策未実施減算」が施行されているが,病院だけでなく在宅においても褥瘡対策は重要課題である。
当ステーションでは,2002年3月の時点で,利用者の約2割が褥瘡を形成していた。そこで,褥瘡発生要因の背景を探るため,褥瘡形成者の抽出・分析と並行し,予防ケアに着目した取り組みを行なった。その結果,2003年度の継続調査において褥瘡形成者率が下がり,取り組み効果が確認されたので報告する。
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