連載 from KOBE 「後輩」を育てる総合実習・5
総合実習が職場を決めた!―総合実習を経験した当事者としての視点
岩本 亜衣子
1
,
定兼 有美
2
,
高田 早苗
1神戸市立中央市民病院9階南病棟
2神戸市立中央市民病院9階西病棟
pp.174-180
発行日 2007年2月1日
Published Date 2007/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100871
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
就職を決めかねていた私に希望を与えてくれた総合実習 岩本亜衣子
2007年になり,私の看護師2年目も残すところ2か月である.
私が総合実習を行なったのは大学4年生の時,2004年7月.実習場所の9階南病棟は移植等も扱う免疫血液内科と神経内科との混合病棟であった.総合実習を行なった私は,実習後もここで働きたいと思い,神戸市民病院を受験して神戸市立中央市民病院への就職に至った.そして希望どおり,9階南病棟への配属となった.
総合実習での看護ケアの体験よりも,就職してからの病棟での勤務は精神的にも肉体的にもはるかに厳しいものであった.そのため愚痴を言ったり不平不満に思ったりする時もあるが,後悔はまったくしていない.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.