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心臓移植待機患者の看護援助において看護師が感じる困難感(続報)
堀 由美子
1
,
高田 幸千子
2
1国立循環器病センター
2元国立循環器病センター・現国立奈良病院
pp.1196-1201
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100842
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1997年10月の臓器移植法施行後,これまでに心臓移植を受けた患者は17例と少なく,心臓移植を希望する患者の平均待機期間は1年以上と長期化している.待期中の患者は精神的・心理的に不安定になる場面も多い.一方看護師は,看護場面で精神看護,患者-看護師関係等の難しさを痛感している.
これまでに,心臓移植待機患者にかかわる看護師がなぜ,どんなところに,どのような困難を感じているのか明らかにした研究はされていない.今回,昨年の6例分析1)に引き続き,分析数を増やして心臓移植待機患者の看護において看護師が何に困難を感じているかを明らかにしたので報告する.
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